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目のはなし 本日の一枚■Jeff Beck / Live at B.B. Kings Blues Club

1月ももう終わりです。
毎日凍えるような寒さで辛いです。

*

もういい歳、いや、いいかげんな歳になり、毎日寒い寒いとぼやいてはおりますが、幸いにもこれまで大きな病気もなく、元気に過ごしております。
体力も特に衰えているとは感じないのですが、唯一衰えが著しいのは「目」です。
もともと「ド」がつくほど近眼なので、学生の頃から眼鏡、コンタクトが欠かせないのですが、ここ1、2年ぐらいで明らかに楽譜やパソコンの細かい文字が見えにくくなり、度を強くしたりしたのですが、あまり大きな改善にはならず、これが老眼か...と、さすがに少しショックを受けております。

衰えるといえば、10年ぐらい使っていたパソコンを先日、新春セールで新調しました。
今日のブログもこれで書いておりますが、今までスローモーションだった起動やネットも、サックサクに動き、いい買い物をしたなと満足しております。
ただ一点、本体の色がブルー、それもグレー寄りのブルーなのですが、キーボードの文字が白。これが先ほどの老眼よろしく、部屋の電灯に反射してちょっと見えにくい。以前は本体黒に文字は白。まあ、ほとんどブラインドタッチ(死語?)なので問題はないと言えばないのですが、それでもチラチラと下を見る方なので、ちょっとだけストレスを感じます。

*

世界三大ギタリストとも呼ばれていたジェフ・ベックが亡くなりました。
昔からギターは好きですが、ジャズギターよりも、ギュインギュイン鳴らすロック系の方が好きです。
学生の頃、ジミヘンやクラプトンは聴いていましたが、ジェフ・ベックは聴いていなかったので、一番有名な「ブロウ・バイ・ブロウ」と「ワイヤード」の2枚を当時TSUTAYAで借りて聴きました。
もちろん悪くはないのですが、これはロックというより、フュージョン系だなと率直に感じました。
特に「ワイヤード」に収録されていた有名な「レッド・ブーツ」は好きでよく聴きましたが、これはギターというより、バックのキーボードのヤン・ハマーや、ドラムのナラダ・マイケル・ウォルデンの方に衝撃を受けたので(特に手数)、ベック自体はちょっと渋めの印象でした。
その後聴いた「フー・エルス!」は打ち込みのリズムの中に、ギターがギュインギュインと前面に出ているので、前述の2作品がちょっと、という人はこっちを聴いてみるとよいかもしれません。

それとこの2003年のライブ盤をよく聴きました。
キーボードにトニー・ハイマス、ドラムにフランク・ザッパやブレッカー・ブラザーズにも参加していたテリー・ボジオです。アルバム「ギターショップ」と同じメンバーでベースレスなので、薄っぺらいサウンドじゃないかと思われますが、それをカバーするのに有り余るぐらい、とにかくギターの音が爆音でギュインギュインです。
ベックのプレイはとても管楽器的で、タッチやボリュームのつまみ、それとあのトレモロアームで音程をグイグイと変化させることによって、メカニカルになりがちなギターを、とても生き生きとしたサウンドにさせております。ですのでちょっとピッチの甘さや粗さはご愛敬ということで。
現代では新たなロックギターヒーローは生まれていないですが、まだまだ可能性のある楽器だと思うので、受け継いでくれる人がいないと寂しいです。
ご冥福をお祈りいたします。

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これは「ギターショップ」リリース時ですので若い。テリー・ボジオ大先生がUPされておりました。

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シンイツ

Author:シンイツ
うだつの上がらない、しがないサックス吹きです。
ジャズやポップスを中心に、主に都内、横浜市内でライブをやっております。

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